■ ID | 444 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 外生菌根菌に感染したアカマツ実生苗の地下部動態に対する高濃度CO2の影響 |
■ 著者 | 三輪誠
埼玉県環境科学国際センター 米倉哲志 埼玉県環境科学国際センター 小川和雄 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)大気環境学会 |
■ 出版年 | 2004 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第45回大気環境学会年会、平成16年10月20日 |
■ 抄録・要旨 | 大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は、地球規模で上昇している。これまでに、外生菌根菌であるコツブタケに感染したアカマツ実生苗に760ppmCO2を暴露し、根全体の動態と菌根および根外菌糸体の形成状況を平箱法を用いて調べ、根の伸長生長と菌根形成および根外菌糸体の拡大生長が促進されることを確認した。
本研究では、同様の方法を用いて、外生菌根菌であるケノコッカムに感染したアカマツ実生苗に760ppmCO2を暴露し、根全体の動態と菌根および根外菌糸体の形成状況を調べた。その結果、ケノコッカムに感染したアカマツ実生苗に760ppmCO2を暴露すると、根の伸長生長は促進されたが、菌根形成および根外菌糸体の拡大生長に対する影響は認められなかった。このことは、外生菌根菌に感染したアカマツ実生苗の地下部動態に対する高濃度CO2暴露の影響は、感染する外生菌根菌の種類によって異なることを示唆している。 |
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